南朝ゆかりの地で鎮守のような吉之介

①奈良から1時間強で移動できる東吉野。南朝ゆかりの地ですが古くは、役小角や空海の足跡を辿れる地でもあります。
吉之介は清涼感溢れる渓谷の谷間で水練。
まるで鎮守のように景勝の地を睥睨していました。
滝の流れの逆に立っている尻尾が絵になります。

②身も軽やかに渡河していく吉之介。

③水練達者の吉之介。あっという間に泳ぎきってしまいました。表情は真剣そのもの。脚が長く推進速力は凄まじく速かったです。


④河原で水遊びのひととき。



⑤「日本の犬 歴史散歩」真壁延子氏著作、文芸社出版によると日本の古来の犬はこのような姿かたちだったようです。
やはり吉之介というか、甲斐犬や紀州犬はまさにニッポンのオリジナル犬ということでしょうか。
紀州にしろ吉野にしろ甲斐にしろこういった平野から隔絶された場所であるからこそ、純血の血統が維持できたのでしょう。
また正統派朝廷でありながら劣勢であった南朝もこんな隔絶された地であるからこそ対北朝で100年もの間、吉野を中心に対峙することが出来たのでしょう。

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