謹賀新年、年末年始はあをによしの古都奈良

明けましておめでとうございます。
年末年始は奈良で過ごしています。

①東大寺南大門と鹿
②大仏殿遠望と南大門の鹿


③奈良時代の新薬師寺(手前)と東大寺伽藍(左奥)
この時代の十二神将が今に伝わるとは奇跡的なことです。
④三笠山から見下ろす東大寺伽藍。
七重塔は100m超の高さで国内最大級でした。
この景色は現在も若草山に登ればほぼ同じように眺められます。
七重塔は想像で思い浮かべるしかありませんが。。。


⑤興福寺伽藍と元興寺を北側から眺めたところ。
興福寺五重塔は今でも現存しますが、東大寺塔と比べれば約1/2程度。
それでも現代では巨塔です。
猿沢池向こう側の元興寺は五重塔が19世紀末まで残っていて、伊勢街道の道筋という好ロケーションを生かして見学コースとして拝観料を取っていたとか。
興福寺五重塔並みの規模ですこぶる素晴らしい景色が眺められたことでしょう。


⑥国宝二月堂からの東大寺伽藍景色。



⑦東大寺伽藍復原ひながた。
七重塔は縮尺でも迫力満点です。
明治政府がロンドンでの万国博覧会用に制作させたものを東大寺に置いているようです。




29日には奈良の広報担当を担っておられる某銀のMr.広報tetsudaさん幹事で奈良を語る会参加。

場所は奈良で最も歴史のある老舗旅館(魚佐旅館さん)。
ご主人、専務のご厚意で当旅館で美味しいご馳走と大和酒を堪能しました。

魚佐旅館さんはこちらのとおり。



猿沢池の南縁淵に隣接し、興福寺五重塔を眺めるには絶好のロケーションで、小泉八雲も泊まった由緒ある旅館。

庭には興福寺の礎石や十三重石塔があり、記録上は、文久2(1862)年の創業ながら、実態はもっと古くから奈良市内の伊勢街道要所に開業されていた模様。

正倉院並みの古美術品の数々を鑑賞させて頂きながら奈良のこれからのあるべき姿を熱く語ったのでした。

参加は金やん専務のほか、金野先生、酒仙堂さん、UCCさん&幹事のtetsudaさんと何れも奈良への想いが熱烈な面々。

会合の詳細は奈良広報誌ともいうべきtetsudaさんの「日々ほぼ好日」のとおり。http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/08b073ab18a305c5f20c514f4a0ac76a

京野菜の実態で実は大和野菜であるものが多いことを教えてもらったり、奈良の出土品や美術品の経緯を教えてもらったり、奈良で進行中の様々な事象について教えてもらったり色々勉強になりました。
それにしてもさすが老舗の旅館は生き残ってきただけあって、地元密着、顧客密着の戦略が素晴らしい。

魚佐さんは修学旅行生も使うようですが、今ではかつての修学旅行生が学生時代を懐かしんでリピーターになっているとのこと。

また歴史のある花園の全国高校ラグビー大会では各校が奈良の宿を使うのが慣わしで、魚佐さんも強豪校の常宿になっているようです。

さて大晦日、大和長谷寺の除夜の鐘をNHKで見届けてから初詣。

近所の鏡神社に御参りし、おみくじを。
久しぶりのおみくじでやや緊張しましたが「大吉」でした^^。
元旦は、夕日を大仏殿遠望で満喫。
やはり奈良の夕焼けの空景色、大和青垣は最高でした。

この類稀な歴史・文化と自然が一体となった空間景観をしっかりと後世にも伝えていきたいものだし、伝えていかねばならないと感じた年始でした。





















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