春日権現記絵巻に甲斐犬の先祖?



竹林の上の春日権現の遣いはまるでかぐや姫の描写のよう。

「春日権現記絵巻」はやはり見どころ満点です。
http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/y04/

さてさてよく見ると黒いワンコが縁の下に。

黒色の和犬と云えばやはり今では甲斐犬ぐらい。

古い宮廷時代からもやはり日本のペットは今でいう甲斐犬だったということでしょうか。。。

今日はほぼフィナーレとなる「天地人/大坂城炎上」ですがその裏番組が同じくNHK日曜美術館で「春日権現記絵巻」の再放送です。
ちなみに「天地人」の直江兼続寄進の灯籠が春日大社に残っています。

以下奈良新聞記事引用。
http://www.nara-np.co.jp/n_soc/090424/soc090424e.shtml

直江兼続 祈りの燈籠-春日大社、ドラマで注目  (2009.4.24 奈良新聞)

直江兼続が寄進したつり燈籠。「慶長5年」などの文字が読める=23日、奈良市春日野町の春日大社
 上杉家の家老で「直江状」で知られる直江兼続(1560―1619年)が奈良市の春日大社に奉納した燈籠(とうろう)が注目を集めている。「関ケ原の戦い」の5カ月後に奉納され、徳川家康に反旗をひるがえした主君、景勝の安泰を願ったとみられている。
 燈籠は高さ56センチの青銅製で、本殿の回廊につられている。火袋の透かし彫りに「越後国直江山城守(やましろのかみ)息女敬白」とあり、直江兼続が主役のNHK大河ドラマ「天地人」の放送で注目されるようになった。
 娘の於松(おまつ)が父の依頼を受けて奉納したとみられ、同神社の文書にも「直江山城守殿様灯篭」と記録されている。

 天正16(1588)年に景勝、兼続主従が参拝しており、崇敬を続けていたらしい。
 主君の景勝は豊臣政権の五大老の一人。秀吉没後も家康になびかず、打倒の兵を挙げた。「関ケ原の戦い」後、米沢に領地を移され、兼続もお家存続に奔走した。

 燈籠の奉納は慶長5(1600)の12月。春日大社宝物殿の松村和歌子主任学芸員は「米沢に移って間もないころで、景勝の処遇も揺れていた。お家存続を願う神仏への思いは深かっただろう」と話している。
 上杉家を担当した神職、大宮家の文書も調査中で、寛永2(1625)年に兼続の妻・お船が参拝するなど、同神社と上杉家が密接な関係にあったことが明らかになった。

 兼続寄進の燈籠は本殿回廊で一般公開されている。

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