平城京大極殿の内部壁画に和犬!

ついにというか、やっと平城遷都1300年式典の現場を訪れることができました。

1300年ぶりの大極殿復元は素晴らしいの一語に尽きます。
人件費除きでおおよそ180億円の費用がかかったとのことですが、よくぞここまでやったという感じがします。
建物自体が天平古代建築で復元されておりこのこと自体が壮大な奇跡のような。

加えて、上村淳之画伯による内部壁画がこれまた素晴らしく、まさに美術館です。
http://www.nara-np.co.jp/20100423104522.html


とりわけ気に入ったのが十二支の絵で特にこの和犬など最高です。
母犬とその子犬二頭と十二支の中では唯一親子像になっています。
1300年前も今と変わらず耳が立ち、尾っぽが巻いています。

虎の絵もそうですが品格と暖かみのある柔らかい感じの絵画に出来上がっており、女帝が多かった奈良時代の大極殿に相応しい内部空間です。
建物のディテールはもちろんですが内部壁画も必見です。

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