女帝の遷都行列

ミス奈良扮する元明女帝
大極殿からの外京の眺望、見事です。

連休中の5月3日にあった平城宮への遷都行列。

奈良時代初代の天皇で女帝であった元明天皇が遷都された時をイメージした行列で、パレード参加人数はなんと1300名。(当日の観光客は6.9万人!)

東京ドーム28個分の平城宮史跡はただただ広く、これだけの観光客が来てもあまり混んでいる印象はありませんでした。

和銅元年に平城宮新都造営の詔がでて、和銅3年3月に遷都したとのこと。
本格的な貨幣制度開始と本格的な都城制度が同時に始まったわけです。

和銅ですがやはり天平時代とか天平衣装とか言わずにおれないのはやはり天平の語感がいかにも文化絢爛の印象が濃いからでしょうか。

奈良時代の衣装復元は大変だったと思いますがなかなか皆さんスマートな着こなしで時代ものコスプレでは一大ジャンルになるのでは、という印象でした。

奈良ブログで有名なTetsudaさんや銀さんもこの行列についてはレポートされていますが関係者の皆様たいへんお疲れ様でした。
当日、晴天すぎてなんと28℃だったようです。(見学しているだけのわたしもバテました。)

さて、今後は国営公園として国土交通省管掌で運営される平城宮史跡。

意味のある公園運営とする為にも遷都の日を決めて、毎年、大極殿前でセレモニーをすれば良いのではと思いました。
そのためにもせめて、大極殿前の回廊はぜひ、復元し、当時の空間イメージに更に近づけてもらいたいものです。

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