「春日権現験記絵(かすがごんげんげんきえ)」の鹿

http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2009/1108/index.html
http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/y04/fram1.html

春日権現験記絵の本を葉山図書館で借りだし読んでみました。
57のショートストーリーはまさに絵で追う感じでその豊かな映像の世界には驚かされます。

色彩の豊かさ、構図の面白さ、人物はもちろん鹿や犬といった動物の躍動感。。。

平安時代の奈良が舞台ですがこれほど身近に感じる絵も滅多にありません。


興福寺の長講会(ちょうこうえ)に来て聞いている鹿。なんと賢い鹿なんでしょう!神鹿だから当然と云えば当然かもしれませんが。。。

これが興福寺の長講会(ちょうこうえ)の全容。構図が素晴らしい!
春日大社の鳥居前の鹿たち。子鹿が右下に。躍動感あふれる鹿たちの闊歩している雰囲気が抜群です。
一頭一頭と顔はもちろん、耳や角の形も毛色もそれぞれ描き分けていて眺めていて飽きません。
平安時代の鹿はちょっと今より濃かった?
「鹿の絵」、テーマ的にも面白くこれからもフォローしていきたいものです。

コメント