鹿も口蹄疫に注意!

この奈良公園の鹿、いかにも警戒モードです。

やっと宮崎の口蹄疫も収束しつつあるようですがなぜこんなに惨禍が拡大してしまったのか。。。
4月の発生がどういう経路で、何が原因でそうなったのか(中国産藁が原因、との説があるようですが)、なぜ拡散してしまったのか、まだしっかり解明されていないのが不思議です。

さて、神話の世界から宮崎と奈良は繋がっているからというわけではありませんが、決して対岸の火事ではありません。

奈良の鹿にも口蹄疫が広がるリスクがあり、今、関係者(愛護会運営局)は警戒モードでたいへん御苦労されているようです。
http://sankei.jp.msn.com/life/body/100526/bdy1005261202005-n1.htm

見回りでチェックされているようですが何しろ広さ500ha、生息地は平たんな奈良公園にとどまらず、原始林も含まれ、対象頭数はざっくり1500頭ぐらいと目眩がしそうな。。。

リソースが限られている鹿愛護会に任せきりにせず、行政もしっかり対応支援して欲しいものです。
例えば、

・JR奈良駅、近鉄奈良駅、主だった奈良公園周辺の駐車場で消毒場を設ける(靴の下を必ず消毒してもらってから奈良入りしてもらう)
・完全収束宣言あるまで鹿へのタッチは控える(ついつい触ってしまう観光客が多いのですが)よう観光客には訴える
・健康そうな親子鹿を何組か鹿苑に避難させ、外界から完全遮断する

などの施策必要ではないでしょうか。。。

明治の初期、悪名名高い県令、四条隆平は、おそらく奈良の歴史の中でも最悪の部類に入りそうですが鹿虐待でも汚名を残しています。
今、情報も手立てもある中、無策で放置して、奈良の鹿に惨禍を招くようなことがあるとせっかく遷都イベントで善戦している奈良の行政に対し、相当厳しい評価がくだされることになるでしょう。
他府県の行政ではありえない気苦労ですが1300年の歴史を背負う地域の行政として是非、頑張ってもらいたいものです。

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