奈良「戒厳令」と「熱中スタジアム」

奈良ブログで有名な銀さんのHPで知りました。


この秋は「戒厳令」と「熱中スタジアム」を見逃せません。
ちなみに「戒厳令」は今週奈良で開催のAPEC会合でなく、天平時代での件です。
それにしてもNHKの奈良コンテンツ、この秋、凄まじい勢いです。


https://www.nhk.or.jp/n-stadium/11thm/thm_s_mail.html
http://www.nhk.or.jp/bs/genre/docum_7later.html


平城遷都1300年 特集番組 平城京・戒厳令の真実

10月11日(月) 午後9:00~10:30

奈良時代最大の内乱と言われるのが、764年に起きた藤原仲麻呂の乱。当時太政大臣だった藤原仲麻呂が、対立する孝謙太上天皇と僧・道鏡らの勢力に対し起こした、権力奪取のための反乱と言われる。

この乱について近年の研究で、「正史」からはわからなかった驚くべき真実が浮かび上がってきた。手がかりは平城京の地下から大量に掘り出された、文字が書かれた板「木簡」や、今も続く考古遺跡の発掘からの最新成果。

同時代を越えた「その時」の「生」の資料である木簡が語るのは、戒厳令下ともいうべき緊張状態の奈良の都で右往左往する官人や、戦う双方の生々しい一挙手一投足のやりとりだ。また都を出て近江で巻き返しを図ろうとした仲麻呂が、なぜか敵に先回りされ追い詰められていく「仕組まれた戦い」の真相も、発掘に基づく読み解きや実験から明らかになっていく。

平城京の運命を変え、奈良時代を終焉へと導いたとされる仲麻呂の乱。その知られざる舞台裏の様子を、最新の古代史研究の成果によりひも解いていく。

【出演】俳優・苅谷俊介、小野文惠アナウンサー ほか

平城遷都1300年中継  45日間奈良時代一周・総集編

10月4日(月)~6日(水) 午後9:00~11:00

10月4日(月)

第1部 はじまりは奈良時代にあり~すべては遣唐使がもたらした?~

はじまりは奈良時代にあり・・・遷都1300年の奈良を旅すれば、平城京の知られざる歴史や現代の奈良に生きるユニークな人々と出会える。そんな思いで、俳優の瀬川亮と泉政行が奈良の昔と今を訪ねた「45日間奈良時代一周」。今年3~4月に放送して、好評を博したこのシリーズを3回にわたって総集編でお送りする。第一部は、日本の「骨格」が出来上がったともいえる平城京の完成に注目する。都市のデザイン、貨幣経済、官僚制度、そして建築、服装、食生活にいたるまで、わたしたちの生活の基本的なルールのほとんどは、この時代に奈良の都で誕生した。遣唐使によって、持ち込まれた最新の政治や文化がどのように定着していったのか?そこには、どんな工夫や思いがあったのかを探っていく。


10月5日(火)
第2部 天平の栄華~聖武天皇の夢は駆け巡る~

今年3~4月に放送して、好評をえた「45日間奈良時代一周」の総集編。第2部は、奈良時代中期、天平といわれる華やかな時代をになった聖武天皇にスポットを当てる。

聖武天皇は、全国に国分寺・国分尼寺を建立し、仏教で国をひとつにする政策を打ち出した。中でも、渡来人・行基の力を借りながら、大仏造立というビッグ・プロジェクトに取り組んだことで有名である。あわせて、聖武天皇を支えた光明皇后、中国から仏教の戒を授けるためにはるばるやってきた僧・鑑真などの活躍も紹介しながら、天平の栄華の背景を探る。

10月6日(水)

第3部 奈良時代の光と影 ~こうしてハイブリッド文化は生まれた~

今年3~4月に放送して、好評をえた「45日間奈良時代一周」の総集編・第3部。

奈良時代後期、海を越えて遣唐使がもたらした大陸文化は、次第に日本独自の形へと発展していく。先進国中国にあこがれひたすら模倣した時代から、日本人の感性で再構築した新しい文化を生み出す時代に突入する。

一方、都の勢力が全国に拡大していく中で、大きな戦乱や干ばつなどの天災が相次ぐ。

朝廷に反旗を翻す貴族や強大な勢力をもつ僧侶も出現した。次第に混迷を深めていく平城京。その中で人々は、なににすがり、なにに癒しを見出したのか。国づくりの喜びと苦しみに彩られた奈良時代の光と影を見つめる。

【出演】瀬川亮、泉政行

【ナレーション】大沼ひろみ

平城遷都1300年 特集番組 シリーズ 正倉院・宝物が語る平城京

10月11日(月)~13日(水) 午後10:30~11:00
10月11日(月)
第1回 国家珍宝帳(こっかちんぽうちょう) ~武具400点の謎~

 天平の美の宝庫・正倉院の歴史は、奈良の大仏を建立した聖武天皇の死を悼み、妻の光明皇后が天皇遺愛の品を納めたことから始まる。

しかしその最初の納入品目録「国家珍宝帳」に記された650点のうち、実に400点あまりが武器であることは、ほとんど知られていない。古代兵器の専門家によると、その多くは実際の戦闘で強い力を発揮する「まぎれもない実戦用」であるという。

では一体これらの武器を、誰が何のため納めたのか? 最近の説で候補に挙がる人物が、「国家珍宝帳」の筆頭に署名する藤原仲麻呂だ。仲麻呂は、叔母である光明皇后の後ろ盾のもと、宮廷社会の頂点へ勢力を伸ばしつつあった有力者だった。これらの武器は、当時の激しい権力闘争の中、有事に備え仲麻呂が備蓄したのではないかとも考えられている。

天平の意外な側面を如実に伝える、正倉院武器の謎に迫る。

10月12日(火)
第2回 螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ) ~天平のオーケストラの謎~

「螺鈿紫檀五絃琵琶」は、世界に現存する唯一の五絃の琵琶。きらめく夜光貝の螺鈿で、ラクダに乗る異国人や咲き誇る花々を描いた、正倉院宝物の最高傑作と言われる品だ。

正倉院には全部で70点もの楽器が納められているが、最新の研究でこの五弦琵琶など当初からの12点は、当時の中国・唐の楽団の編成楽器と同じであることから、一組のセットの楽器であったとも考えられている。

唐でこれらの楽器が生み出すメロディーが、皇帝に捧げられた聖なる音楽であったように、この正倉院の楽器群は遣唐使・吉備真備が唐から命がけで持ち帰り、聖武天皇へと捧げた天上の旋律を奏でたものだというのだ。

今に残る古代の楽譜や再現楽器による演奏によって、正倉院宝物から生まれる天平の音楽の秘密を解き明かす。

10月13日(水)
第3回 鳥毛立女屏風(とりげりつじょのびょうぶ) ~唐美人国産の謎~

樹下におっとりと立つ下ぶくれの唐美人を描いた、正倉院を代表する名画「鳥毛立女屏風」。美女の服にわずかに残る鳥の羽毛は、唐では皇女が身にまとった、高貴と財力を象徴する装飾だったという。

いかにも中国産と見えるこの屏風絵だが、裏紙に残された文字から、奈良で作られた国産品であり、正倉院に残る他の唐風の屏風とともに、750年代の短期間に集中して作られたことがわかっている。

当時唐を頂点にしのぎを削る東アジア諸国の中で、国力のアピールに腐心していた日本。これら最高の唐風屏風で天皇や皇后の周囲を飾り立てることで、平城京にやってくる新羅や渤海など海外の使節に、日本の力を誇示しようとしたとも考えられているのだ。

CGで鳥毛の華麗な屏風の様や、他の屏風も交えた豪奢な立てまわしの様子を再現。当時の国際社会での「新興国」日本の意外な奮闘ぶりを明かす。


熱中スタジアム 「奈良・おとなの修学旅行(1)&マンガに出てくる料理」

10月14日(木) 午後7:00~8:00 BS2 10月15日(金) 午後10:00~11:00

今年、西暦2010年は、奈良の都「平城京」遷都から1300年という記念すべき年!

平城京を中心に華開いた天平時代、国は公共事業として、奈良の大仏や阿修羅像・・・様々な仏像を作り出した。現在、国宝になっている仏像のおよそ6割が奈良にあるというほど、奈良には造形的に見応えがあり、歴史的に価値のある仏像がたくさんある。まさに奈良は『仏像の都』。そこで「奈良 おとなの修学旅行」第1夜は、奈良大好きファン30人が、「仏像の魅力」について熱く語り合う!

番組ホームページはこちら

https://www.nhk.or.jp/n-stadium/11thm/thm_s_mail.html

平城遷都1300年中継  あなたの知らない奈良 ~美と風景と生き方の再発見物語~

10月17日(日) 午後0:10~5:00

奈良を訪れる旅人はみな、神社や寺院を訪ねて「これぞ日本の美」と思い、復元された文化財などの絢爛たる姿に古代日本の溌剌とした息吹を感じる。しかし、今ある“奈良”の姿は、ただ何事もなく現代まで伝えられたのではない。古い伝統を、長い年月、守り続けた人たち・・・忘れられ文化財を再発見し、その価値を広く知らしめた人たち・・・天災・人災によって失われた伽藍や文化財の復興に尽した人たち・・・奈良を愛し、奈良のために力を尽くした人たちの存在があってこそ、“はじまりの地”“日本のふるさと”の姿を、今、私たちは体感することが出来るのです。番組では、中継で史跡、文化財、風土・景観をたっぷり紹介するとともに、それを今まさに守り伝えている現代の方たちの姿を伝える。(中継候補地 興福寺・薬師寺・平城宮跡・飛鳥など)また、VTRでは主に近代以降、「明治維新後の脱亜入欧の風潮、神仏分離の動き」「戦後の急速な開発の進展」などによって危機にさらされた奈良の文化・文化財などを守った人々の物語を描く。今までと違う“奈良”が見えてくる特集番組です。


熱中スタジアム 「奈良・おとなの修学旅行(2)&マジッククリエイト」

10月21日(木) 午後7:00~8:00 BS2 10月22日(金) 午後10:00~11:00

今年、西暦2010年は、奈良の都「平城京」遷都から1300年という記念すべき年!前回に引き続き「奈良 おとなの修学旅行」をお送りする。第2夜は「ウラ奈良」。学生の修学旅行ではない。おとなだからこそ楽しめる「奈良の旅」・・・。奈良通を自負する「奈良ファン30人」が、ガイドブックに載っていない、「熱スタ的!ウラ奈良観光MAP」を熱きトークを繰り広げながら作り上げる!


番組ホームページはこちら

https://www.nhk.or.jp/n-stadium/11thm/thm_s_mail.html

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