渚にて(On the Beach)

今回の地震・津波では貴重は人命、住居はもちろんですが様々な産業への影響も徐々に見え始め、特にエレクトロニクス関連部材への依存が高い自動車産業には日本だけでなくグローバルで相当の逆風のようです。

意外なところでは映画配給もそうかもしれません。

津波自体が本筋に入る「ヒアアフター」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%A2_%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%BF%E3%83%BCは公開中止になりました。





「唐山大地震」http://www.tozan-movie.jp/index.htmlも公開延期です。
「宇宙戦艦ヤマト」も放射能汚染がテーマだっただけに公開時期が違っていたらどうなっていたか。

さてそんな公開中止の映画を気にしながら海岸で散歩していて想い出したのがクラシック名作で故グレゴリー・ペックが主演だった「渚にて」(On the Beach)。

1950年代の作品でいまやクラシック作品。
劇場公開時に観たわけではありませんが、CGをやたらに使った今の終末ものハリウッド映画よりはるかに戦慄的だったような印象でした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%9A%E3%81%AB%E3%81%A6_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC)
まだまだ復興にチャレンジして未来がまた見えてきている今現在ですがその未来が見えなくなった時に人はどう生きるか。。。

ネビル・シュート原作とスタンレイ・クレイマー監督作品にはギャップがありますがそれでも核汚染の末、北半球から壊滅していくという世紀末がどうなるかというシナリオ描写はどちらも説得力があります。

作品のきっかけとなった事変はスエズ運河紛争であり、今は中東情勢が緊迫化しています。

こんな作品を想い出してしまったのは現実の葉山の渚の散歩の景色と現実にニュースになっている事象の乖離が大きすぎてしまっているからかもしれません。

無邪気に海岸遊びで女の子とと戯れ、顔が砂だらけになっている吉之介。

大変な状況ですがそれであるが故に萎縮、縮小しないように取り組むことも大事でしょう。
やはり世の中が潤滑に回り、人々に笑顔が戻ってこその人間社会でしょう。
TVのバラエティ番組も徐々に戻ってきているようですが必要なことだと思います。

そういえば今週末からTV CMで「東京ディズニーリゾート」(TDR)準備のお知らせが。
世の中としてはこのようなメッセージが少しずつ出てくると明るく前向きになっていくのではと思えます。
TDRのスタッフ・キャストの方々は地元浦安の復興のお手伝いにも加勢されているとのこと。
頭が下がる話です。
やや拙速気味だったセリーグと違い世論に歓迎されて開園できそうな流れであり、はるか離れた三浦半島からですが声援を送りたいものです。

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