リニア新幹線奈良駅?

http://www.nara-np.co.jp/20111122100013.html

2027年開業(東京、名古屋間),2045年全線開業(大阪、名古屋間)予定のリニア新幹線。
リニア新幹線の中央駅がJR東海の全額負担という方向性が示されました。

(つまり料金に反映されるだけのことかと思いますが。)

当初は電磁波発生問題が懸念され、周辺住民への健康影響も危惧されていましたがどのように解決されたのか。。。
また膨大な電力消費をどう賄うのか大きな疑問はまだ残っています。
中電の新原発計画はリニアの建設と表裏一体だったと思いますが福島原発事故の後ムリでしょう。

さて本当に開通させるとすると出来るだけ人口密集地を避けて通るしかなさそうです。
かなりの部分がトンネルで駅も奈良市周辺と神奈川(相模原市)はそれぞれ地下駅になるとの見方。
ただし旧奈良市中心部は史蹟が多く、昔の京都駅のように街中に駅を造るなど考えられないし、あってはならないことでしょう。
奈良については絶対、地下駅でないといけないということで事実2200億円という試算もなされています。
100年前なら登大路に駅造成などということもあり得たかもしれませんがさすがに今ではユネスコ世界遺産地域周辺ですから慎重な用地選定がされるでしょう。

可能性としてのリニア新幹線奈良駅は恐らく、

1.木津駅   JR接続の観点から、かつ、直線距離として新大阪へスムーズ
2.高の原駅  近鉄ですが利用客の利便考えると妥当
3.ならやま駅 強引に奈良県内に作るとしたらぎりぎりここが南限

間違ってもJR奈良駅直結などあってはならないしあり得ないと信じたいところです。
何しろそのまま地下を直進すると西側は広大な平城宮跡地ですから。。。

ただし昨今の企業ガバナンス、企業価値の持続性の観点からは実はこのリニア新幹線計画は投資家からは大変不評です。
株主価値からすると今ある新幹線をしっかりメンテ維持してくれる方がよっぽど効率が良いのですが。。。
リニア新幹線への莫大な投資後をしながら新幹線へのメンテ果たして今まで通り継続できるのか手を抜くのか。
これはこれで心配なところです。
日本の安全神話を担ってきた新幹線にもしも、なんてことは絶対に起こって欲しくないですから。

JR東海の方針歓迎 リニア中間駅建設費負担 奈良


2011.11.22 02:16

 東京-大阪間で平成57年の全線開業を目指すリニア中央新幹線の中間駅の費用負担について、JR東海と中間駅が建設される奈良など6県の知事らとの協議で、JR東海が全額負担する方針を示した21日、県の担当者は「予想外だ。ここまで思い切った決断をするとは」とJR東海の方針転換に驚きつつも、歓迎した。中間駅については地下駅建設の場合、2200億円もの巨額費用の負担を迫られる可能性があった。

 この日の協議には、中間駅が設置される神奈川、山梨、長野、岐阜、三重、奈良の6県の知事らが参加。JR東海は自己資金でリニア中央新幹線の建設を計画する一方で、地上駅350億円、地下駅2200億円の建設費負担を地元に求めていた。地下駅を地元が負担する場合、県予算は年間4500億~5千億円規模で、県道路・交通環境課の担当者は「いかに捻出することが困難かがわかるはず」と頭を抱えていた。

 県は、まちづくりに生かすためにも地上駅の建設が望ましいとしているが、全線の8割が地下を通るとされており、「奈良市付近」とされる新駅も地下駅となる公算が大きい。

 JR東海はまず東京-名古屋間を建設し、その後大阪までの開業を目指す2段階方式を表明しており、同課は「まずは早期に大阪までの全線開通を求め、(『奈良市付近』というあいまいな)駅の建設位置についても(奈良県内に)正式に決まってほしい」と話している。

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