奈良の宝物 in 青山(東京)

やはりある所にはあるものです。
東京の青山にある根津美術館。
実は春日宮曼荼羅など奈良関連宝物を多数所蔵しています。
今回は特別展覧会「春日の風景」で根津美術館所蔵のみならず、奈良、京都、東京に所在する春日曼荼羅を集めて展示していました。
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html
 三つのカテゴリーとして、
1)春日宮曼荼羅
2)鹿曼荼羅
3)春日社寺曼荼羅(興福寺も描いている)
があるようです。

よく見ると分かりますが春日大社の東塔と西塔はフォーマットが異なるようです。
東塔の方には初層に裳階(もこし)が見受けられ、薬師寺の東塔にも似た外観だったようです。
春日社に相応しい優美な姿の塔だったのでしょう。

 こちらは足利義政愛蔵の硯箱。デザインが秀逸です。鹿の子マークもしっかり。

 奈良市の自治会所蔵。鹿の姿も克明に描いています。
 興福寺も一緒に描いています。
神仏習合とはまさにこのことでしょう。
廃仏毀釈で惨禍に遭わずよこ残ってくれました。
興福寺を猿沢池の側から、つまり南側から描き、春日大社については一の鳥居より向こうは西側から描いています。



コメント

伊藤隆太 さんの投稿…
初めまして。
春日社寺曼荼羅で検索して、拝見するに至りました。
とても素敵なブログですね。ちょくちょくお邪魔させていただきます。^_^
あをによしこうじ さんの投稿…
こんばんは。
春日曼荼羅は見ていて飽きませんね。
春日大塔、東大寺の七重塔のように復元目指せたら素晴らしいのですが。