東大寺大仏殿

帰り道に大仏殿前を通った時のこと。
驚いたことに大仏殿が真っ赤に。
一瞬火災かなと驚きましたが近寄ってよく観察すればイベント会場準備のようでした。
考えれば日本には都市設計の観点で広場という概念が無いかと。
東京も大阪も京都もこれといった広場は思いつきません。

ベネツィアのサンマルコ広場に匹敵するような空間が。
しいて広場として挙げればTDRのシンデレラ城前かハチ公前或いは非日常的ですが皇居二重橋前でしょうか。
そういう意味では閉鎖された空間とは云え、古代の大寺院の伽藍内はまさに広場です。

昭和大仏殿修復イベントで大阪松竹歌劇OSKが思い切った演出を行って話題になりましたが以降、大仏殿伽藍は賑やかな空間として広場の機能を発揮しています。
これからも舞台空間として寺院の伽藍内広場が活用されるのか楽しみに見守っていきたいものです。