リニア中間駅に八条地区?

にわかにヒートアップしてきたリニア中間駅論議。
なんと本日の産経新聞によると奈良県知事は八条地区を候補地にしたいとのこと。
これは滅茶苦茶でしょう。
京都名乗りで自信をなくし無理やり和歌山と組むとのことでしょうか。
八条なんかに中間駅造ると東側では山之辺の道と交差してしまうことになり、大和青垣の景観を著しく損なうことになります。
それに関西本線に接続するとすると奈良駅に近すぎ全くの非効率。
どうしても八条地区に利権を誘導したいのか。。。
とても正気な議論とは思えませんが。
こんな状況になるなら京都に譲った方がよろしいのでは。

奈良市長コメントの「学研都市」アクセスが最も説得力があるように思えます。
「ずるい」発言が妥当かどうかば別として。
現在のところ、ネットワーク効率性と環境影響を勘案するなら、
学研都市>京都駅>木津・高の原周辺>八条地区
の順位が合理的かと思えますがいかがでしょう。

http://sankei.jp.msn.com/region/news/120209/nar12020902260004-n1.htm


リニア誘致、発言相次ぐ 知事、奈良市長 利便性など強調


2012.2.9 02:25

 東京-大阪間で平成57年の全線開業を目指すリニア中央新幹線について、荒井正吾知事は8日の定例会見で、「奈良市付近」とされる中間駅について「京奈和自動車道ができれば、和歌山から1時間で来ることができる」と発言。奈良市八条地区に設置予定の京奈和自動車道・奈良インターチェンジ(IC、仮称)付近が中間駅の候補地となることも「否定しない」と述べた。

 荒井知事は、全国で空港と新幹線がないのは山梨、三重、奈良の3県だけで、紀伊半島に2県が集中しているとし、「紀伊半島全体に便益ができればいい」と誘致の意義を指摘。京奈和自動車道の開通効果にも言及し、和歌山県にも利便性があることを強調した。

 また、京都府などがリニア中央新幹線の誘致に乗り出し、その経済効果も発表している動きについて「京都が優勢だと言うが、思ったほど差はない」と牽制。「大インフラは何十年もかかってできており、名古屋以西の中間駅で北だ南だと言っていると、また遅れるのではないか」と誘致への影響を懸念した。


 一方、奈良市の仲川げん市長も8日の定例会見で、京都府などの誘致の動きを「地元負担がなくなり、地上駅とされた途端に手を挙げるのはずるいやり方」と批判。

 さらに「京都抜きに日本の観光を語れないというのはおごり。開発の余地は奈良の方が大きく、伸びしろがある」と優位を強調した。

 ただ、中間駅の候補地については「大阪や京都への動線、住宅地以外での土地利用などを考えれば、(奈良や京都にまたがる)学研都市周辺が妥当」とした。

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