木の置き物

こちらは奈良の春日彫りによる鹿の置き物。木の置物には独特の香り、雰囲気があって日常生活に潤いを与えてくれます。

 これは檜で造られた大坂城天守閣。実物は1615年に失われていますがそちらの方は吉野の木材で建造されたとのこと。
 東北隅からの景色。山里丸があって天守の真下は幽玄の空間になっていました。
 こちらは地震加藤で有名な加藤清正の熊本城。地層がローム層だったことから反りの勾配のある独自の石垣と縄張りで有名です。
太閤門下生だった清正はこの他名古屋城も手がけていますがまさに建設土木の名人だったようです。
そういう意味では大坂城と熊本城は兄弟、徒弟のようなものかもしれません、



奈良の鹿の彫り物のような温かみは格別ですがこの熊本城の武骨な建築美はやはり木製ならではかもしれません。
大きな入母屋を二段組んでその上に望楼という形式は大坂城と同じくいかにもクラシックで逓減が良く、バランス感満点です。

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