イコライザーの映画化?

最近、日本画に時間を割いているせいもあって映画館からは遠のいています。
グレースケリー物語は実話を多少脚色しているようですがモナコ舞台で見てみたい感じもしますが。
ここもと一番面白かったのは機内上映だった「ホテルブタペスト」だったかも。

ところで80年代後半の米国TVシリーズEQUALIZERが映画化されたと。
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Equalizer
https://www.youtube.com/watch?v=MzwVsy4Oe-0
https://www.youtube.com/watch?v=uB1NiNKwueE

主役はデンゼル・ワシントンで舞台はNYでなくMA州とか。

原作も良く、ワシントンも素晴らしい役者で興行成績も好調とのこと。
だけれどあのアイリッシュバックグラウンドの英国のきざな発音が特徴だった偏屈オヤジキャラの主人公ロバート・マッコールの印象とはずいぶん違います。
まあ30年前の原作だし今では誰も気にしないかも。。。
わたしは少なくとも観たいとは思わない。
オリジナルのマッコールは英国の名優Edward Woodwardが老境に入って演じ、スコッチウィスキーのような渋み満点でした。
原題のEqualizerは日本語に訳すのは難しくかつてのオリジナル版ではまったくハズレの「シークレットハンター」でした。
今回は原語そのままイコライザー。
最近の洋画のトレンドでしょうか。原語そのまま。
タイトル名だけはこちらの方が良いかも。
等しくする人、平衡にするという意味。
弱きを助け、世の中で裁ききれない悪を正すという勧善懲悪という意味では朝日放送の必殺シリーズのコンセプトに近いかもしれません。
世の中には不均衡や理想からかけ離れたアンバランスがありますがどう平衡化させるか、永遠のテーマかもしれません。

さて先週の日本では追加の金融緩和措置でした。
これで多少は日本と海外のアンバランスを均衡化、イコライズされるのでしょうか。。。

かつて元カンパニーのマッコールが優雅な引退生活の傍ら探偵業で活躍していた80年代後半の米国と今を比べると現在の米国ではマッコールが量販店で働く時代。
モノの面では豊かになっているかもしれませんが世の中の不均衡は更に拡大中。
どこかで引き返さないといけない局面が近づいているのかも。。。


コメント