幻の指月城

NHK真田丸もいよいよクライマックス。
そんな折も折、京都伏見で指月城石垣発見の報道です。

自然石も組み合わせた絵になる石垣です。
綺麗に残っていたとは歴史の不思議です。
こちらは伏見城内の茶亭学問所。左隻側には伏見城が描かれていた筈の屏風ですがこちらもいつかは発見されるのでしょうか。。。

以下、報道記事からの引用。
16世紀後半の戦国時代に豊臣秀吉が築いた伏見城跡(京都市伏見区)から、石を割って表面を整えた城の石垣の一部が14・5メートルにわたり出土し、民間調査機関「関西文化財調査会」が19日、現地説明会で公表した。3度築かれた伏見城のうち秀吉が最初に築き、地震で倒壊した指月(しづき)城の石垣とみられる。文献・絵図なども少なく“幻”とされた城が、これほど良好で大規模に見つかったのは初めてという。
 伏見城は朝鮮出兵の講和交渉で明の使節を迎え入れるため、秀吉が文禄5(1596)年に築城した。だが直後の慶長伏見地震で倒壊し、近くの木幡(こはた)山に築き直した。関ケ原の戦い(1600年)直前にも焼失し、その後は徳川家康が築いた。
 今回の調査は、福祉施設建設に伴うもの。昨年出土し、指月城の存在を初めて証明した内堀とみられる石垣から西約200メートルの地点を250平方メートル調べた。
 この結果、東に正面を向けた高さ2・8メートルの石垣が14・5メートル出土。城の外側を巡る外堀と内堀の間にある中堀の石垣とみられる。
 石垣は大きさ、種類ともにふぞろいの自然石で造築。大きな石を6、7段積み、隙間に拳(こぶし)大の間石(あいいし)を詰めた状況は昨年出土した石垣と同様だが、表面の凹凸をなくすため、たたき割って平らにした石も使っていた。

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